58. 伊丹瑞穂店 08

店は清掃が大事で、日々行う毎日清掃、週間清掃、月間清掃などがあり、
これらはなかなかたいへんであった。清掃のひとを採用するつもりがなかったので、フロアーのひとが分担し準備をしながら清掃を行うようにした、
丸亀でも観音寺でもやっていた作業進行図をパターン化し、AパターンからBCと
作った、作業をパターン化して、時間内にどのレベルまで行ってもらうか
ここが大事だった、なにしろ、いままでさんざんランチのごたごたを見てきたので、というか、解決できない放置してる店長、それで崩壊する店、
それは、私語であった、仕事中の私語。そして、失礼しました、と、謙虚に言える姿勢を大事にするように契約のときに説明した。
そして、まずは、ぼくが新店で願っていたのは、クレームゼロ、
お客様の家まで謝罪することがないようにすること、
佃のクリソ事件。三宮の数々のクレーム、栗林での苦情。
思い出せばきりが無いが、根本ができてないから起きる、
ミスや失敗は必ず起こる、だから、まず、謝り方から教えた。
ぼくはその後4年もこの店に居ることになるのだが、一回だけであった、
釣り銭ミスであった。
そして、フロアーは卓割りサービスで、各ブロック担当が料理を自分で運ぶのだが、料理のチェックをさせるように、わざと、ミスの料理を上げて、持って行こうとすると注意した。
松田店長が、言っていた、一度褒めたら、必ず嬉しくて繰り返しきちんとする、
だから、料理CKで、キッチンに作り直しや抜けの指摘をしたら、逆にほめた。
そして、謙虚にキッチンは、失礼しました。
と、全員で答えた。

フロアーのランチのKさんが、朝、女子トイレを清掃していたら、何度も何度も
水があふれる、と、言ってきた。
ぼくが、見るとそのとうりだった。
よくよく見ると、床の排水の傾斜が逆についており、完全に施工ミスであった、
フロアーの出窓の塗装もいい加減であり、ところどころ塗り直しが必要だった。
だいたい、店の仮渡しのときに、社員みんなで、だめなところを探す作業があり、そこで、いろいろ、オープンまでの修正をやってもらうのだが
地方の新規店舗では、遅れはあったものの、きちんとされていたが
瑞穂は異常であった。
そのたびに事業部のSさんOMに、報告するのだが、
帰ってくる返事に驚くばかりであった、
まず、その施工した会社は、とてもやばい会社、そして、倒産した。
とのこと、なんで、そういう無責任なところに頼むのか、
当時はバブルで建築ラッシュ、5年も兵庫県で新規店舗がでなかったので
余計に作ってもらう会社を確認もせずにしたのだろうか、
女子トイレの床傾斜逆にいたっては、本部が310Rと310Lの入り口が右と左を
間違って設計を渡したらしい・・。とか、言い出した。
しかしですよ、職人は、床のタイル貼るときに、排水口が逆についていたら
おかしいと思うのが普通、それでも設計がそうだから、やるというのは
どうだのだろうか、
その床は、突貫工事でやり直してもらった、ぼくは、不信だったので、全部つきあい、水が流れるのまで確認した。
しかし、もっと、ひどいミス工事がおきた。
その年、1991年は夏は冷夏だったのだが、1993年の夏は酷暑で
キッチンのクーラーが昼過ぎに停止してしまう。
なんども停止し、それは、室外機同志が接近して設置してあり、排気が成されにくいのであった、なんどもなんども、修理依頼をするのだが、無視をされるのだった。頭にきて、電話帳で探して別の会社を見つけ、一度見て欲しいと頼むと
その会社の人が見に来てくれて、これは、とんでもない工事です。
やり直すとなると、かなりの費用がかかります。
それを聞いて驚いた。ぼくはなすすべもなく、停止すると、ホースをつなぎ
屋根の上で、室外機の回りに水をかけ、オーバーヒートさせないようにした、
それで、辛うじて、動き出した。
ほんとうに個人の店なら許されないものですが、責任の所在が曖昧で、
知らぬ存ぜぬで、いた連中。頭にきた。テスコという会社があったのですが
ここはメンテナンスから全部やるとこなんですが、このときから不信を持ち始めたのです。
今考えると、それをやるやらないは、決めかねていたのかもしれません、
おそろべきことに、ぼくが異動するまで改善されず、異動したあとに
新しい店長からぼくあてにクレームがきた。
情けない会社だ、そして、店長は情けない、そう思った。

また別に、お客さんからお冷やの味がおかしい、というクレームがあり。
これも、ぜんぜん僕らにはわからず一応修理依頼したのだが、
答えは、浄化装置が逆についていました、とのこと、
この水の味のクレームを出したひとはすごいひとでしたが、逆につける水道やの馬鹿はどいつか知りたかった。

室外機にしても、女子トイレの傾斜にしても、これにしても
まともな職人がやれば、起こることはなかった。
広島のときは、広電建設の監督が必死になってやっておられ、
ノイローゼになるくらいのすかいらーく仕様の点検確認だったそうだ。
なんで、そうなったのか、反省すべきところはどこなのか、
うやむやな状態は今もそうだろう、
店長に権限と見る目がない。、自分で身銭きるわけでもない
このあとに僕は辞めて、自営業で店を建てるのだが
ぼくは、自分の店ができあがるまでに身銭と借金で必死に見ていたものだ。

つづく。






今はなき(旧)すかいらーく、その会社にぼくは費やした時間と情熱を思い出させずにいられない。

注意、このページはすかいらーく本部さま、会社さまとなんら関係のあるものではありません、
問題のあるかたはメールでおしらせください。
また、感想などもあると、やりがいもあります
osatani@osatani.com