61. 閑話休題  04

先日、外食年金基金解散の通知が来た。茅野社長たちが、社員たちの老後を考え
年金+社会保険年金@+基金年金の三つどもえで
年金額をUPできるようにしたのだ。
この恩恵をうけたのはわずかな人たちのみで、掛け金の一時金のみ返還されておわり、永年年金ではない。
外食産業がもてはやされて、1980年代からバブル崩壊の91年まではよかったが
時代が大きく変わりはててしまった。

ぼくが入社の内定のときに、社長が
「ロイヤルホストさんがホテルをだしたらしい、ホテルなんてのは利益がとりにくいものでたいへんなので、うちは手を出さない」
と、言ったのを憶えている。
しかしだ、もっと、すごいのをアルペンピーチタワーというのをグアムにつくる。
あちこちでゴルフ場を作る。
本業での儲けを使い不動産や投資で利ざやを稼ごうとしていた。
誰がどう悪いかというわけでなく、どこの企業もやっていた。
過剰投資を行い、飛ばしをし、
どつぼにはまるのだ。
金融経済に堅いひとでも、あの時代は踊らされる。
そういうことが、日経新聞の竟さんの記事ででていた、

新業態も投資しても開発しても利益でないから止め。
その連続。新業態のひとに話を聞いたときは反吐がでそうだった。
現場ではどうだ、生産性を追求、2時間3時間の労働時間の使いすぎで
文句言われ、食材のロス率も慎重に行い。
利益をいくら出すのか、出ないのはなぜか、
そこばかりであった。
残業もつけずに、有給にしたり、
なんとか生産性を上げないとの連続。

昔から不思議だったのは、他のお店、たとえば王将さんなんか
たくさんひとを使ってる、吉野家さんにしてもしかり・・。
ぐだぐたと思うのは、自らの能力が無いのも大いにある。

生産性を高めるには、いかに作業を詰めるかだ。
そのいかに作業を詰めるかは、具体的でないといけない、
暇で、誰もみていないと、ひとは絶対にサボる。
次のために、食材の補充をする。回りをきれいにする。
洗い場をフォローするか、食器をすこしでも補充する。
そういうこまごまなことが自らできる人もいるし、
何回言っても、理解せずぼーとするやつ。
なんかあったら、おしゃべりするやつ。
仕事をしにきてるか遊びにきてるか、わからないやつ。

すこしまえ、山田さんに再開した。
ある事業で独立して成功していた。
人作りのコンセプトを改めてぼくは再認識した。

山田さん曰く、
「仕事を真剣にまじめにやって、いい影響を回りに与える人が大事で
自分が居ても居なくても、見ていても居なくてもきちんとする人が貴重。
そういうひとを評価し、大事にしないと、いけない」

悪い影響を与える人もいるし、口だけのやつもいる。
とんでもないやつもいる。

平日の労働時間を切り詰めれば、それでなんとかやりだすと
商盛期や正月メンバーが足りなくなる。
ピークに合わせるか、ピークはつぶれてもなんとかするか
難しいところです、

山田さんは言ってました。
コンビニが成長したのは作業が簡単だから
ファミレスが衰退した原因のひとつは作業が難しいから につきる。

だらだらと、ひさしぶりに、つまらないことを羅列した。

2018/10/25 17:44






今はなき(旧)すかいらーく、その会社にぼくは費やした時間と情熱を思い出させずにいられない。

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